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2013年08月26日

シチリアで強盗被害にあってしまいました。

早く忘れたいことなので、ここでお話しすべきかどうか迷いましたが、
これから旅行に行かれる方の少しでも参考になれば・・
と思い、記憶が鮮明のうちに、お伝えします。

先週の夏休み、充電旅行のつもりでシチリアに出向きました。
ドイツ経由でカターニャというシチリア2番目の都市の空港に入り、
レンタカーを借りてホテルに向かっていました。

案の定、市内の交通事情は大変なカオス状態で、
2車線を4台の車が突っ込んでいく、という状況。
でも、これまで、南イタリアの運転経験もあったので、
それについてはそんなに驚くこともありませんでした。

ただ、その日はなぜか、道路がものすごい渋滞し、市内はノロノロ運転が続いていました。

家族が運転し、私は助手席に乗っていて、私はホテルまでの道のりをスマホで確認していました。

・・・と、男がいきなり、助手席(私側)のドアをあけ、
私の膝の上にあったバッグを強奪しようとしました。
私は一瞬、何か起きたかわかりませんでしたが、自分のバッグを必死におさえました。
時間にしてほんの1―2秒の出来事です。

ものすごい力で、バッグを引っ張られ、走り出す男。
私は必死に追いかけましたが(シートベルトをはずす時間が出遅れました)
通りの反対側に止めてあったバイクに乗って、私のバッグを持って逃走してしまいました。

街の中心地、大勢のギャラリー。
(あの荒い運転の地で、私たちの車が止めたままになっていても、
クラクションの一つも鳴らず、恐らくみんなそのシーンを目撃していた。)
私は、「CATCH HIM!」とか、「キャー」とか、叫んだ気がします。(よく覚えていません)

結局、私の貴重品は全て強奪されてしまいました。
パスポート・日本の免許証・国際免許証・手帳
・現金(円&ユーロ)・キャッシュカード・化粧品・鍵・・・ETC.

幸い、怪我は打撲とかすり傷程度。

放心状態で車に戻ると、すぐにパトカーが見えたので、
必死にそこまで走っていき、事情を説明。(警察官は英語が全く分かりませんでしたが)
そのままパトカーに先導され、
(一通を反対に走ったり、信号を無視したりの、ものすごい運転の先導でした)警察署へ。

少し英語のわかる警察官にバトンタッチし、簡単な事情聴取の後、被害届を書いてくれました。
ただ、警察官から、犯人がどんな人物だったか、などと聞かれることはありませんでした。
(私の方からは必死に説明しましたが)

雰囲気としては、落とし物をしたときの手続きのような感じで、警察は、犯人を捕まえる気はない、という感じです。

困ったのはその後です。
パスポートをやられてしまったので、その後は、行程を変更し、パスポート再取得の旅になってしまいました。(そうでないと日本に戻れません)
シチリアは、日本でいうところの沖縄のような立地ですので、大使館のあるローマか、
総領事館のあるミラノのどちらかに飛行機で出向き、
取得手続きに行かなければなりませんでした。

事務所から必要書類を現地に送ってもらい、
どうにか帰りの飛行機までに、パスポートを入手することが出来ました。


<この事件を通じて学んだこと>

・パスポートは、絶対に(ウェストポーチやベストなどで)身につけておく。
・スーツケースはダイヤル式にする(私は鍵を取られたので、結局壊してあけました)
・レンタカーに乗ったら、かならずロックをする
→でも、飛行機で見た雑誌には、運転中のクルマの窓を割って強奪する手法もあるとのことで、その場合はどう対処したらいいかわかりませんが・・。
・スーツケースにも、現金を入れておく

<でも、こんな時でも、感謝すべきラッキーなこともありました。>

・犯人に、殴られるなどの危害を与えられなかったこと。
→体が無事で本当によかった。体さえ動けば、どうにかなります。
・事件後、警察官がすぐに見つかったこと。そして、何と警察署の隣が宿泊するホテルだったこと。
→変な場所では、警察署にいくのでさえ、一苦労だと思います。
・同行した家族の貴重品は無事だったこと
・携帯で地図を見ていたので、携帯は取られなかったこと。カメラも無事だったこと。
・強奪にあったのが、着いたすぐだったお蔭で、日程どおりに日本に戻れた。
・タオルミーナという、カターニャの次の宿泊所のマネージャが、日程変更等の手続きを親身に手伝ってくれたこと
・・・・・etc.
いずれにしても、日本に着いた時、これほどホットした旅は、これまで経験がありません。

私も、イタリアが大好きで、10回目くらいの訪問だったので、
気の緩みがあったことは否めません。
まさかこの自分がパスポートを取られるなんて、思ってもいなかったことが起こりました。
でも、海外ではその可能性と、常に背中合わせということを痛感しました。
(領事館のお話では、こうした被害の方は、毎日のように来るとのこと)

皆さんも、旅にご出発の際は、楽しい海外旅行が、残念なことにならないように、慎重には慎重を重ねて行動してください。くれぐれも、よろしくお願い致します。

投稿者 rieko : 13:25

2013年08月07日

真夏の生命力

DSC_0144%20blo.jpg

今日からまた猛暑復活の兆しです。

この暑さ、20日くらいまで続くというニュースも。


人間にはいささかキツイ限りですが、

我家のハイビスカスは、このニュースをとっても喜んでいるように見えます。


以前もちょっとご紹介しましたが、

3年前に小さな鉢を買って植えてから

たくましくも越冬を続け、

いまでは、ちょっとしたジャングル状態になってます(~_~;)

丈も私の身長を優に超えてしまいました。

(毎朝見るたびに、背が伸びているような気が・・・(#^.^#))


強い日差しをたっぷり浴びて、

その嬉しさの証しのように、毎朝花を咲かせる

ハイビスカスに、夏の元気をもらいたいと思います。

投稿者 rieko : 14:39